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・【野郎ラーメン】サブスクリプションモデルを11月1日リリース 定額で野郎ラーメンが食べられる


二郎系のガッツリとしたラーメンとして有名な、あの野郎ラーメンが1日1杯月額8,600円の食べ放題の専用アプリを11月1日からリリースすると発表しました。野郎ラーメンはだいたい1,000円もしないラーメンなので、1日1杯で月8,600円なのを考えると、10杯前後で元がとれ、クーポンや会員カードとも併用が可能なので随分お得なサービスなのかなと思います。

ただ、これは31日食べれば、24,180円相当なので、31日間野郎ラーメンを食べ続ける人が大量発生したら、赤字が出るのは想像に難しくないので、さすがに18歳〜38歳までと年齢制限が設けられています。

僕としては、これまず31日間野郎ラーメンを食べ続ける人なんて、超少数派だと思うんですよね。相当なラーメン好きの相当な野郎ラーメンファンでもない限り、31日間連続はちょっとキツイかなと思います。だいたいの人が3日に1回のペースになるのではないでしょうか。

だからこれは一見破格のサービスなのですが、意外にも破綻モデルでは無いと思います。また、月額10,000円近く払っていれば、そんなにラーメン好きじゃない人でも、結構な月額、子供の塾の月謝代くらいは払っているので、『積極的に野郎ラーメンに足を運ぼう』といった心理が働くので、固定客獲得には効果的な戦略で、ラーメンのみならず他の飲食ビジネスでも効果はあるのではと思います。

ちなみにですが、この定額サービスは、複数のラーメン屋とコラボレーションすればもっと良かったなと思います。例えば『野郎、すみれ、大勝軒』など、複数のラーメン屋に交渉して定額プランを作るのです。ラーメンのみならず人間は常に、『いろいろな味を楽しみたい』と思っている人が多数派だと思います。ラーメンばかり毎日食べていたい、ハンバーガーばかり食べていたい、なんて思ってる人は、そんなにいないと思います。

だから、こうゆう複数のお店で、定額プランを提供するサービスって必要だと思うんですよね。互助会みたいなもので、『複数の料理が楽しめる、他の飲食店のネームバリューに乗っかれる』というのがメリットで、うまく定着すればフランチャイズとは別の、自分の店のブランド力を維持したまま、一定の固定客が見込める、良い仕組みなのかなと思っています。

固定客をつかむことが、ビジネス成功への至上命題かと思うのですが、皮肉にも人間の趣向は多様化をしているので、ふところ事情も常に変化をしているので、どんなに味の研究をしても、どんなに宣伝に力を入れても、なかなか難しいことだと思います。特に新参者であればあるほど。その打開策が、この複数店舗の定額サービスにあるのかなと。

とにもかくにも、自分ではまだ、この野郎ラーメンの月額8,600円の定額アプリには、お金を払うか分かりませんが、非常に面白いと思うので、どうなるのか注目していきたいと思います。



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