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コミュニケーション能力が低いことで困ることは非常に多い。友達もできないし職場でも困る。相手の意図を正確に読み取ることができず、『話が噛み合わない』なんてことは誰にでもあるのではないだろうか?


僕は学生時代から、Webサイトの運営やツールの販売など、ビジネスに挑戦してきた。学生なので社会人とは違い、銀行から金を借りることもできなければ、投資家から融資を受けられるほど優秀でもない。

金が無いので、当然仲間も無償で協力してくれる人を探さないといけない。そう、僕は金の問題を解決できる、口説きのテクニックがどうしても必要だったのだ。

当時の僕は、コミュニケーションや心理学の本を、100冊以上は読み、その効果を友人や知人を使って、密かに実験をしていた。僕よりも、『学歴が高くて、優秀で、技術のある人』を仲間に入れるために。

当時の僕は経験も無く、頭も良くないので、多くの失敗をした。優秀な彼らに多大な迷惑をかけてしまった。

ただ、その時に学び実践し身についた、コミュニケーション能力は今でも役に立っている。あまり人とのコミュニケーションで悩むことは無くなったし、失敗してもヘコたれないようにはなった。

今回はそんな僕が、試行錯誤する中でみつけた、人と上手く付き合うための、『たった3つのシンプルでスペシャルなルール』をご紹介したいと思う




1:コミュニケーション能力が低いことのデメリット

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コミュニケーション能力が低いことはデメリットばかり。学校では友達もできない。会社でも仕事の出来ない絡みづらい人と思われる。


仕事でもプライベートでもコミュニケーション能力が低いと。損ばかりであることは疑いようのない事実だ。


笑顔ひとつ作れないだけで、何も悪いこともしてないのに、ありもしない噂が勝手に出回り、勝手に嫌われていく。そんなことはよくある話だ。


コミュニケーション能力が低い人が損をする仕組みが、日本社会のあちこちで働いていると言っても過言ではないと思う。


・無口なだけで、まるで犯罪でも犯したかのような悪い噂が出回ることがある。

コミュニケーション能力の低い人を理解しようとする人は少ない。

・この社会では、コミュニケーション能力の低い人が、どこまでも損をする仕組みが働いている。


2:コミュニケーションは100%理解されようとするからハードルが上がる

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コミュニケーション能力の低い人が良く陥る罠が100%の理解だ。相手を100%理解したい。自分も100%理解されたい。常に完璧を求めてしまうことだ。

残念ながら誰もが自分中心に物事を考えている。マザーテレサのように相手のことばかりを考える人は、ほとんどいない。

「お前のことなんて、知らねーよ」が普通の人の感覚だ。どんなに親しい間柄でも、どれだけ気の合う人でも、100%理解はされない。


自分も相手を100%理解はできない。常に何かの拍子に嫌われることは想定しておくべきだろう。非常にドライな考え方だが、『共依存にならない』といったメリットもあるので、人とはある程度の距離感を保つべきだ。


・相手を100%理解しようと思うと、膨大なエネルギーを消費し、最悪相手に良いようにコントロールされかねない。

・相手に100%理解されたいと思うと、理解されないことへの負の感情に支配されて、多大なストレスを感じる。

・人との程良い距離感は、あなたを健康にする。

・少しドライで寂しい考え方だが、自分自身の独力のみで、満足することを考える。


3:コミュニケーション能力の高さは、後天的に身につけることができる

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コミュニケーション能力の高い人は、顔も良くて勉強もできて性格が明るいから、コミュニケーション能力が高い。そんな先天的な部分がクローズアップされがちだ。


確かに初期パラメーターの高い人は有利だ。しかし、コミュニケーション能力の高さは後天的に身につけることができる

と言うよりも『偽装できる』と言った方が正確だ。顔はともかくとして、別に性格をまるごと明るく変える必要はない。


嘘と建前といった言葉があるが、相手にとって都合の良い嘘をつき続ければ、勝手に相手がこの人はコミュニケーション能力が高い!話しやすい!」と評価してくれることがあるのだ。たった3つのシンプルなルールなので是非試してみてほしい。


・コミュニケーション能力は後天的に身につけることができる。

・別に相手を喜ばせる嘘なら、嘘で嘘を塗り固めても相手からの信頼は獲得できる。

・むしろ嘘をついた方が、相手にとって都合の良い場合も多い。


4:コミュニケーション能力の低いことを、簡単に誤魔化せる3つのルール


①常に聞き手側に徹する。
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ほとんどの人はマザーテレサではない。常に自分中心。たいていの人が自分が幸せになりたいし、自分が楽しくいたいと思っている。

利他的な人でも、どこかのタイミングで承認欲求や名誉欲など、自分の欲求や利益を満たそうと思っているモノだ。

この世の中の8割以上の人は、自分の利益を求めている。そのような世の中で、自分の利益を求めず常に相手にとって、都合良く振舞ってくれる人がいたらどうだろうか?

悪い人なら、こいつは利用価値がある」と思うし、純粋な人なら、この人は良い人」と思うのだ。

悪い人には、あまり関わり合いになりたくないモノだが、いずれにせよ、プラスの評価を生むことができる。この特性をフルに応用して、相手の話だけを聞く聞き役になることをオススメする。


例えば、『金儲けの話』ばかりをする人がいたとする。はっきり言って、あなたには興味も無い話で、苦痛だとする。

でも、そこは信頼を得るためだと思って目をつぶろう。先ほど、どんな人も自分中心に物事を考えている」と述べた。

人は自分の信念や興味のあることばかりを話したくて、常にウズウズしているのだ。だからあなたが、その濁流のせんの蓋をあける聞き役に、なってやれば良い。

思う存分、相手に話をさせるのだ。そうすれば相手は自然とあなたにプラスの評価点をつけているはずだ。


②相手の好きそうな話ばかりをふる。
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話の展開の仕方も簡単だ。最初は相手の好きなものを聞いてその話をふれば良い。そうすれば湯水のごとく相手は自分の好きなものについて話し出す

あなたは機械的に笑顔を作りながら頷いていれば良い。話が詰まりそうになったら、さらに相手の趣味趣向に合わせて質問をすれば良い。そうすれば相手はまた湯水のごとく話し出す。


よく看板もないボロボロな店構えの。味もいまいちなラーメン屋が、繁盛しているケースがある。あれはお客さんに話を聞くと、自分たちの居場所になっているから」といった回答が返ってくることがある。

お客さんは味ではなく、話を聞いてもらえること」「居心地の良さ」これに価値を見出しているのだ。味ではなくコミュニケーションの勝利といった良い例だ。



③嘘でも良いから相手を褒める。
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人は常に承認されたがっている。常に味方を求めている。褒められれば褒められるほど、気分が高揚し自己評価も上昇する。


褒められることで、「何かの裏があるのでは?」と勘ぐる人もいるが、褒められて悪い気のする人はいない。

あなたが他人からの評価を上げたければ、嘘でも良いから褒めまくるべきだ。たとえばキャバクラがある。

キャバクラに行くのは30歳〜50歳くらいの高所得なおっさんが多い。キャバクラは一夜にして数十万円から数百万円が消える世界だ。これほどのムダ使いもない。

キャバクラに通うのは、だいたい大企業のエリートだ。ムダなことくらい分かってる。分かってて、キャバクラにムダ金を落としてしまう。

キャバクラに行っているおっさん達も頭の片隅では、分かっているのだ。20代前半の若くて美人な女の子が、金はあるかもしれないが賞味期限の切れたおっさんになびかない事くらい。


それでもおっさん達がキャバクラに行くことを辞められない理由は簡単。

キャバクラに行けば自分の顔やキャリアや仕事の成果は関係なく、無条件で褒められるからだ。金さえ払えば、自分にとって都合の良い世界が構築できるからだ。

これはキャバクラに行くおっさんに限らず全ての人に言える。人はもっと褒められたがっている。褒められ足りない状態だ。だから、あなたが褒めてやれば良い。

相手がどんなにクズで汚い人間でも無条件に。嘘でも良いから相手を褒めちぎるのだ。そうすれば、相手はあなたを信頼する。少なくとも有益で自分にとって都合の良い人間だと認識するハズだ


まとめ


①常に聞き手側に徹する。

②相手の好きそうな話ばかりを振る。

③嘘でも良いから相手を褒める。

このルールを守って是非、試してみてほしい。難しい話ではないハズだ。唯一難しいのは、自分の話は我慢する」と言うことくらいだ。

最初は、『自分の話も聞いてー!!!』とウズウズしてしまうかもしれないが、自分の話をした瞬間、負けだと思った方が良い。

人は自分の話を常に聞いてもらいたい。自己表現をすることで、評価を受けたいと常に思っている。他人の話なんて、好き好んで聞きたい人間など皆無だ。

ここは『コミュニケーションが上手い人』といった評価を得るための先行投資だと思って、自分の話はなるたけしないことに徹してもらいたい。


今回紹介したテクニックは、「心から信頼できる人を作る」といった、コミュニケーションの本質とはかけ離れた、人を欺くダークな手法のように見える。

全ておおっぴらに話し、100%の信頼を自分にも相手にも求める。心と心の通じ合った人間関係は理想だと思う。しかし、これは妄想だと思う。

少しでも考えが違えば、『もう友達ではない!』とか簡単に亀裂が生じる。遊ぶ場所も見るテレビも一緒。『一緒じゃなきゃ気が済まない』とか変なことになりかねない。

人はそれぞれ違うし、違うのが当たり前の方が僕は楽だと思う。別に本音で付き合う必要は無い。仮面をつけ、嘘でも良いから綺麗な部分だけを見せて、付き合っても全然問題ではない。

僕は100%の理解と評価をやめた瞬間から、人は楽になると思ってる。

以上、『守るのは、たったの3つだけ。コミュニケーション能力が低いことを、簡単に誤魔化せるスペシャルなルール』といったお話でした。



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